第8回日本メディカルAI学会学術集会では、多面的なメディカルAI分野の進展に向け、会員の皆様よりシンポジウム企画を公募します。下記［募集要領］をご確認のうえ、奮ってご応募ください。新しい研究の展開、メディカルAIの実装につながる企画をお待ちしております。

大会方針

近年、医療とAIの関係は大きな転換点を迎えています。生成AIをはじめとする技術革新は、医療の「不確実性」を減じる科学的アプローチを加速させる一方で、個々の患者に応じた判断や創造的思考といった「確率の芸術」とも呼ぶべき領域にも新たな可能性をもたらしています。本学術集会のテーマは「創るのは未来ではない　医療AIの革新は今ここに」といたしました。ここには、医療AIが未来のどこかで実現される技術ではなく、すでに現在の医療・研究・産業の現場で革新を引き起こしつつある「いま起きている変化」に目を向け、その核心を議論したいという思いを込めています。

医療AIが担う役割は急速に拡大しており、画像解析や時系列解析、予測モデル開発やゲノム・オミックス解析などへの応用、さらには生成AIによる診療支援や医療AIエージェント、そしてロボット開発など、多様な領域で実装が進んでいます。その一方で、透明性・安全性・バイアス・説明責任といったELSIの課題、社会受容性、人材育成、医療現場での持続的な運用方法など、検討すべき論点もますます増えています。本学術集会では、研究・臨床・産業の各分野が相互に知見を持ち寄り、AIがもたらす「いまこの瞬間の革新」と「これからの医療」の姿を、立場を超えて多角的に議論する場としたいと考えております。

募集期間

2025年12月16日（火） ～ 2026年1月31日（土）

募集要領

• セッション時間は1シンポジウムあたり60分または90分で設定してください。
  スケジュールの都合により、時間変更をお願いする場合があります。
• オーガナイザーは、2名のうち少なくとも1名は本学会の会員に限ります。
• 演者は、オーガナイザーにてご指定ください（一般演題からの選出はありません）。
• セッション冒頭には、オーガナイザーよりセッション概要を説明するイントロを入れてください。

選考基準

• 採択枠には限りがあります。採否については、会長・組織委員に一任願います。
• 学術的な価値および新規性、多くの専門分野にわたる領域などを優先します。
• 若手研究者による企画や若手演者が中心となっている企画、また、女性講演者が含まれた企画など幅広い構成の企画を優先します。

応募要領

下記［応募フォーム］より、必要事項をご記入のうえ、ご応募ください。

1. オーガナイザーの氏名・所属機関名・会員番号・連絡先（メールアドレス・TEL）
2. シンポジウムのテーマ（日本語・英語）
3. 予定講演者の氏名・所属機関名
4. シンポジウムのねらいと概要（300～500字）
5. 講演言語（日本語or英語）

応募企画の審査・決定

ご提案いただいた企画は、厳正なる審査のうえ採否を決定いたします。採否結果は、2026年4月中を目途にオーガナイザーへ連絡いたします。演題登録方法については提案採択後にご連絡いたします。

• 応募フォーム